デリム(Delim)
リラクゼーションマッサージはどうあるべきなのか?。従来の先入観にとらわれず、シンプルにその真理を探求しました。そして得た一つの結論をここで紹介します。
クライアントには幅広く受け入れられ、信頼と満足をもたらすエキスパート・メソッド。セラピストには自信と恩恵をもたらすスペシャリティ・メソッド。
それが「デリバレイト・マッサージ」です。デリバレイトにはゆったりとした(行動)、意図的な(行為)という意味があります。
デリム(Delim)とは、このデリバレイト・マッサージ(Deliberate Massage:Deli-M)の略語です。もみほぐしの中では純粋にいやし系メソッドになります。
リラクゼーション業に足を踏み入れるセラピスト志望の皆さまに、自信をもって推奨するメソッドです。デリムを身につけてリラクゼーショナーとして活躍できるセラピストを目指してください。
あるいはまた、ソフト整体などのほぐし系メソッドや、カイロプラクティック、理学療法などのなおし系メソッドを志向される方々にも、ご自身のスキルアップに役立つ理論と内容を備えています。
クライアント
リラクゼーションサロンでデリムを提供するなら、その相手を「顧客」と呼んで差し支えありません。整体院や治療院などでは「患者」と呼ぶこともできます。
自分の技能を活かし、代価を得て生活の糧にするのは当然ですが、必ずしも仕事のためだけにデリムを使うとは限りません。時には疲れた夫や妻を、父母・祖父母を、我が子や友人に施術することがあるはずです。
それに対しリラクゼーションサロンで行う施術は、一般に顧客を対象とします。顧客は「ゲスト(guest)」と呼ばれます。
デリムでは、施術対象となる相手を広く「クライアント(client)」として捉えます。
クライアントは、ゲストはもちろん、その他の営利を目的としない人々、時にはマッサージを受けたことがない人をも含みます。
セラピスト
セラピスト(therapist)の定義や解釈は様々で一般に治癒者と訳されますが、デリムでは「施術者」という意味で用います。
リラクゼーションサロンではセラピストに代えて「スタッフ」という言葉もよく使われます。受付や電話対応、清掃や商材の管理などの店舗業務を行っていても、施術ができない場合にはセラピストとは呼べません。スタッフはセラピストも含む広義の「従業者」として区別します。
施術者としてのセラピストの対語になるのはクライアントです。もみほぐしマッサージでデリムを実践できるセラピストのことを「デリムセラピスト」と呼びます。
まとめ
このテーマの内容をまとめます。
まとめ
- デリム(Delim)は、デリバレイトマッサージの略称です。
- デリバレイトには、「ゆったりとした」「意図的な」という意味があります。
- デリムでは施術の対象をクライアント、施術者をセラピストと呼びます。
- クライアントとは、ゲストだけではなく、それ以外も含む広い捉え方です。
- 特にデリムを実践できるセラピストをデリムセラピストと呼びます。